高齢の要介護者向けに行うデイケアは通所リハビリテーションとも呼ばれ、利用者の身体機能の回復を目的とした様々なリハビリを行うことを目的としています。
デイケアは医療行為の一環として行われるので、医師の常駐が義務付けられているのが特徴です。
通所介護であるデイサービスと混同しがちですが、利用者の気分転換を主目的としているので医療行為は行わないのがデイケアとの違いです。
デイケアで行うリハビリは利用者の身体機能の回復を図るために行うので、専門知識を持つ療法士の指導が不可欠です。
また、リハビリは緻密なスケジュール管理の下で行うことから、体調を良好に保つ必要があります。
デイケアで多いトラブルはリハビリの挫折が挙げられます。
リハビリは機能が弱っている部分にわざと負荷をかけて回復を図るので、疲労や痛みが伴うのが普通です。
不快感は大きなストレスになるので、人によっては途中で挫折してしまうことがあります。
リハビリは途中で辞めてしまうと効果が無いので、本人にやる気を出してもらうための工夫が求められます。
例えば、利用者が快適にリハビリを続けられるように、人それぞれに最適なプログラムを組んでいます。
さらに、利用者の近親者に協力を仰ぐケースもあるので、利用者本人が健やかに暮らすためには近親者のサポートも重要になります。
その他に、デイケアとの相性の良し悪しも継続の可否に影響するので、事前に施設の下見を行って雰囲気が良い所を選ぶことが大切です。