デイサービスとは、在宅で介護が必要な高齢者が専門施設に通って利用するサービスです。
通所介護とも言われるもので、おおむね送迎付きですが、事業所と自宅が近い場合など歩いて通うことができることもあります。
受けられるサービスは、健康チェック、食事、レクリエーションなどです。
また、希望をすれば入浴サービスを受けたり、事業所によっては個別の機能訓練などが受けられたりするところもあります。
近年は多様化が進み種類も複数出てきたため、利用を考えているのであればこちらでどのような種類があるのか確認してみると良いでしょう。
デイサービスに通うメリットの1つには、在宅の介護者の負担が軽くなるということが挙げられます。
昼間の時間に仕事に出かけることができるし、さらに、家にいる場合には一日中介護に関わっていて心身ともに疲れてしまうというストレスの軽減にも役立ちます。
介護者がゆとりを持つことで、被介護者と一緒に過ごす時間により優しい気持ちで接することができるようになるということもあるのです。
一方、被介護者にとっても、閉じこもりを防止し、世界が広げられるチャンスになります。
体を動かしたり趣味に取り組んだりすることは、心身の健康維持や向上につながり、仲間やスタッフと関わることは孤独感の解消に役立つのです。
それだけでなく、新しい出会いがあったりはじめてのことに挑戦したりと、家にずっといるだけでは感じることのできない刺激を受け、気持ちをリフレッシュすることも可能です。
ただし、スタッフや他の通所者との相性が合わない、レクリエーションなどへの参加が意に沿わないなど、通所が被介護者の負担になるケースもあるので注意が必要になります。
十分にコミュニケーションを取り、施設を変えることも含めて、納得して安心して通えるように配慮することが大切です。